BIGFACEs Opinion

教育に関するツイート、教員の働き方改革のついての意見を書いていきます。

変形時間労働制提案までの流れのおさらい

来月の臨時国会に向けて、変形時間労働制をめぐる動きが出ています。

まずは斎藤さんによる署名活動。私も署名しました。

3万筆をあっという間に超える状況。

さらに教育新聞でも、変形時間労働制をめぐるアンケート、意見募集を行っており、導入反対への機運が醸成されています。

一方、萩生田大臣は記者から変形時間労働制や大学入試英語問題、給特法問題と様々なことを突っ込まれてしどろもどろ。

しまいには「給特法は教師のプライド」という、マジで何言ってるか分からないパワーワードまで炸裂する始末。

妹尾先生からは、実際に変形時間労働制が導入されている国立大付属の話。

話題沸騰の変形時間労働制ですが、導入したいという文科省の意図は何でしょうか?

変形時間労働制が持ち出された経緯をおさらいしましょう。

まずは2018年8月末。毎日新聞がスクープを出しました。

文科省:教員勤務時間、年間で管理 休み期間は上限下げ - 毎日新聞

この報道を文科省は即座に否定。教員からの猛反発が予想されたからでしょう。

これをごり押ししたら、審議は進まなくなると考えたのか、いったん沙汰やみになりました。

教員に「変形労働時間制」は現状追認だ 「給特法」見直しなくして働き方改革なし - 弁護士ドットコム

しかし、10月15日の中教審会議で、いきなり東京都と岐阜市の教育長が登場。

変形時間労働制を猛烈にアピールします。

(ただその主張の内容は本当にひどいもの・・・。仮定の話や部活指導強制の温存、アンケートのすり替え・・・まあ、よく議事録に残せたレベルですが)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1411052.htm

その結果、なんとなく変形時間労働制が改革案の一つのメニューになり、結局2019年1月の中教審答申の工程表に書かれました。

そこ工程表に従い、来月からの国会で導入が決められる流れになっています。

では、ターニングポイントになった2018年10月の中教審で2人の教育長は何を話したのか?

長くなるので、次の記事で・・・かなりひどいですよ・・・